こんにちは、復職5ヶ月目のびす子です。
さて、タイトルにある「マミートラック」。
元々、仕事と育児の両立のための制度整備が始まった頃に、前向きな意味で生まれた言葉でした。
しかし現在では、“仕事と育児の両立はできるけど、昇進・昇格コースからは外されてしまう”というネガティブワードとして社会問題になっています。

自分の経験を交えて、問題点について考えてみました。
マミートラックに乗りたくない女性

「子どもとの時間を大切にしてね」
「無理しなくていいよ」
上司は配慮のつもりだったのでしょう。
復職した先は、バリバリ仕事をしていた頃のような業務ではなく、雑用ばかり。ルーティンが続く日々。
たしかに仕事は楽だし、その分子育てに注力できる。
でも・・・戦力外通告を受けた気分。
・保育園から呼び出しがあったらすぐ駆けつけなきゃいけない
・普段もお迎えがあるから残業はできない
・熱を出したら休まなければならない
私って・・・役に立たないのかな?
こうして働く意欲は低下していきます。

・この女性は、出来れば以前と変わらずバリバリ仕事をしたいと思っている
・でも上司は(良かれと思って)育児のしやすい働き方を勧める
・子どものことで以前よりは仕事に注力できないのは事実(ジレンマ)
マミートラックにあえて乗りたい女性

彼女たちがそういった選択をする理由の多くは「子どもとの時間を大切にしたい」というものです。
以前と同じ働き方だと、どうしても子育てが疎かになってしまうことを恐れ、自ら比較的業務が楽な部署を希望したり、時短勤務を希望します。
昇進・昇格は二の次です。

・以前とは違う、子育て優先の働き方をあえて望んでいる女性も多くいる
・ただ、マミートラックに“乗らざるを得ない”状況に置かれている人も含まれている
私の場合はどうなのか
どちらかというと、子どもを産む前と変わらない業務内容(マミートラックには乗っていない状況?)です。
もちろん保育園のお迎えがあるので残業はできません。そのため、業務が重なるときは、朝時間外に出勤しています。(いまブログを書いている朝4時〜の自分時間が仕事時間に。)
それでも間に合わないときは休日出勤。
平日は夫が忙しいので、こういった対応で業務をさばくほかありません。
昇進・昇格できないことが嫌だ、というのではなく、子育てしながらどこまで出来るかやってみたいという気持ちが強かったので、現在の業務で復職を希望しました。
それを受け入れてくれた周りにも感謝しています。
働き方を選択できる環境がベスト
育児中は予測できないことがたくさん起こるので、仕事をする女性側も会社側も構えてしまうのは仕方ないことだと思います。
でも、自分の経験上、やってみなくちゃわからないことも多くあるので、大切なのは「育児中だから・・・」と双方が決めつけないこと。
一方で、前述したように、あえて育児を優先する働き方を望む人もいること。
こうしたことを踏まえると、働き方を女性の意思で選択できる環境が整備されることがベストなのであって、マミートラック自体が悪いわけではない気がします。(元々前向きな言葉だったし)
ただ、育児を優先しながら仕事をすることを希望している人の中に、ワンオペ育児など家族の強力を得ることが難しい人が含まれている(本当は仕事を優先したいと思っている)ことを考えると、そこは、また別の問題ですよね〜難しい。
本当の意味で、女性が柔軟な働き方が出来るようになるためには、育児と仕事の両立支援と、働きたい気持ちを尊重する活躍支援、どちらも必要ですね。
そして周りの理解も。
マミートラック、って検索すると「マミートラック わがまま」って出てくるんですよね〜(笑)
当事者にならないと中々わからない部分もあるんだけど・・・そう思われないように(周りから理解が得られるように)、普段から“信用”を積み上げておくことも大切かなぁと思います。
さて、今日も仕事がんばろー!